Rice Restaurant Tokyo

★★★☆☆

まぁ何とオシャレなごはん屋さんがうちから近くにあったものか。 恵比寿西口から渋谷橋の方に向かって歩き、ちょっと行ったところにそのレストランはある。 『Rice Restaurant Tokyo』、その名の通り、お米のテーマレストランであり、様々なブレンドのご飯が土鍋炊き立てで食べれ、色んな創作お米料理が味わえる。
まず、その内装のシックさに驚かされる。 シンプルモダン。 東2丁目という土地柄に似つかわしくない贅沢なスペースのとり方に、少し落とし目の照明がリラックスさせてくれる。 店を開くならこんな店にしたい、と思わず思ってしまう。 キッチンも明るく清潔感に溢れ、見ていて清々しい。
お米のポタージュといったお米創作料理も楽しく、何より一人前のご飯を土鍋で炊いてくれるというのが嬉しい。 少ない量だとうまく炊けないとの定説があるが、小さく丸みを帯びた土鍋でしっかり炊いてあり炊き上がりも綺麗。 甘みも充分出ている。 ただ出された直後ではべとつきが多少強いので、5分くらい時間を置いてから食べるのがベスト。 最大の魅力は、『ライスボウル』と呼ばれる創作丼だ。 米も白飯とは違いねばりが強めのごはんをベースに、創作とは言え満足の一杯が楽しめる。 久々に食べた満足の創作料理と言えるかも知れない。
ただライスボウル以外のお米創作料理は、良くも悪くも創作料理でこれといって特筆すべき点はあまり無い。 土鍋ごはんは8種類の独自ブレンドによるご飯を用意しているが、ブレンドするあまり意味の無いブレンドが多い。 そしてこれが肝心だが、『島根仁多米』『長野上納米』といった時期的に市場ではもう流通していない米の名前が見受けられる。 確かめた訳ではないが、ちょっと信じ難い。
値段は、2人でちょっと飲んでちょっと控えめに食べて6000円程度である。 良心的だ。
※2004/07/23をもって閉店となりました。 8月末より白金高輪(プラチナ通り、らしい)にて『米神』というお店で再オープンするとの事。 今度は和風の内装だそうだ。