東急電鉄「渋谷・代官山区間フリー往復乗車券」発売

http://www.shibukei.com/headlinedata/headline_news.cgi?num=1866 より

東急電鉄は11月3日から11月28日までの土曜・休日に、東横線横浜駅で企画乗車券「渋谷・代官山区間フリー往復乗車券」を発売する。同券は、東横線横浜駅から代官山駅までの往復乗車券と、渋谷駅・代官山駅間で何回でも乗り降りできる区間フリー乗車券を組み合わせたもので、...
発売金額は横浜駅・渋谷駅間の通常往復運賃よりも20円安い500円で、発売当日に限り有効。

ちなみに、渋谷と代官山は隣駅。 渋谷は路線の終点。 しかも歩けないことはない距離。 あんまりメリットが見えない。 20円だしね、値引き。 何か深い意味があるんだろうか?
こういったプロモは統計データが直結的にマーケティングアプローチとなる例の1つ。 駅の改札からの乗降データを分析した結果だと思うが、データ解析の結果が無ければいまいちピンとこないところだと思う。 まさか『週末に横浜からの乗客は渋谷と代官山のどちらかで降りることが多い』みたいな解析結果からこんなプロモを組むことはないだろうが*1、どういったものなんだろうか? ちょい興味ある。

*1:だって当たり前。 週末に、横浜から学芸大に遊びに行く?

くるくるうぃんどう

http://wwws.sun.com/software/looking_glass/demo.html
サンが作った3DデスクトップシステムLooking Glassのデモを初めて見た。 一応ちょっと前までJavaを生業としていたが、ほとんど知らなかった。 お恥ずかしい。 でも、すごいね、これ。
しかしCPU2Ghz、メモリ512mが推奨環境らしい。 うちのマシンは全滅。 今使ってるG4は450mhzだし、開発用のPCは500mhz。 我が家最速、カミさんのPowerBookでも900弱。 文字どおり桁が違う。 この前壊れてホッタラカシのDynabookも1ghz。 コイツでも推奨の半分くらいなのに、しかも動かない。
これでもマウスで動くようだが、慣れるにはちょっと時間がかかりそう。 現状のウィンドウマネージャーで四苦八苦しているオジさんはお手上げだろう。 そう言えば、Illustratorのベジェ扱いも結構難しい。 ベジェを制するものがイラレを制するのである。 私もなかなか慣れずに歯痒い日々を送っていたが、あるイラレ本にあった"Zen of Illustrator"(イラレの禅)という章で開眼した。 この章は、無意識にShiftやControl、Optionボタンを押しながら自在にベジェを操れるよう指コンビネーションのトレーニングのみが解説されていた。 1ヶ月もすると、フラッシュで線を切ったり曲げたりするのと同じくらいの効率でベジェを操れるようになっていた。 今から考えても、技術関連の本であれほど即効的かつ劇的に作業効率を向上してくれる本には会った事がない。 あの3Dデスクトップを扱うにも、禅の境地が必要だろう。 少なくとも私には。 そして何を検索してあのページに辿り着いたのかもすっかり忘れてしまった。 修行も必要だ。

佐賀からの手紙

今日は佐賀から直送の米が届く。 90俵なので、30kgの米袋で180袋。 店の前に通る細い道に、朝早くから、どう考えても場違いなでかさのトレーラーが横付けされていた。 米が入る日の朝、会社に向かって歩いているとずっと手前からそんなトラックが見えると正直萎えてしまう。
大抵産地からの配送では、運転手に助手が一人付くことになっている。 我々ももちろん運ぶが、うちのような小さな店では手伝いが付いてもらわないとかなり厳しい。 しかし今日は運転手1人。 しかもこちらも1人が休みを取っているので手札が一枚足りない。 うーん、いかん。
いつもはおじさんが多いが、今日の運転手は若い茶髪のにいちゃんだった。 礼儀正しく、よく動き、佐賀の優しい訛りで話す好青年。 特に米の積み方が非常に丁寧だったのに驚いた。 産地から一晩通して運転してきて、その後に荷積みである。 疲れからいい加減だったりするものだし、それはそれで仕方ないと我々も思っている。 しかし、米の積みが甘いと我々には命取りとなる。 うちの店では20数坪の倉庫があるが、その中に多い時で60銘柄くらい米が保管されている。 つまり、やたらと高く積むのである。 床から20袋くらい、天井一杯にまで米が積み上げられる。 途中の1つが歪んでいると、じわじわとバランスを失い、3日後とかに突然崩れたりするのである。 600kgにもなろうかというその米の柱が倒れる時、それはもう『ブルータス、お前もか』的な衝撃となって我々を襲うのである。 運悪くその下にいた時など論外だ。 考えたくもない。
話はそれたが、今日はそれなりの覚悟をして出社はしたが、朝の荷積みはそれほど苦に感じなかった。 あの兄ちゃんが2人分働いたとは思わないが、それでもいつもよりだいぶ楽に感じたことは確かだ。 共同作業というものは、そのメンバーとの関係によってかくも大きく印象が変わるものかと思う。 ただ米を積むだけでこうなのだ。 デスクワークならなおさらだろうと今更ながらに納得してしまった。
ちなみにその兄ちゃんは、今度は卸に同じ量の米をそのまま降ろしに行くようだった。 さわやかな佇まいながら、タフな子である。 一緒に働くとき、妙に和やかになってしまう不思議な青年だった。 そしてたぶん、佐賀はいいとこだ

新潟の米作況指数、92に下方修正。

夏頃まで、今年は大豊作の様相を呈する年だった。 しかし猛烈な台風が収穫直前の産地をことごとく襲った。 佐賀、熊本は台風により風に振るわれて被害米が多くなり、秋田は塩害、新潟も大きな打撃を受けた。 佐渡など、今年はほぼ壊滅という噂も聞いた。 ここに来て、その新潟の作況指数がまた下方修正された。 米不足の懸念もあがりつつある。
米は、ある。 今年は被害が大きかった産地もあるが、宮城、千葉、茨城といった地方は豊作だった。 私が見た限りではシラタ*1がやたら目立つと思ったが、出来はかなり良いらしい。 そしてそれ以前に、卸が去年の米をまだ大量に抱えているのである。 9年ぶりの不作となった去年、新米入荷と同時に卸は買い占めに走った。 しかし、結局米は余ったのである。 大量の古米を抱え、新米の出だしも好調だった為、古米消費が9月に入った途端に冷え込んでしまった。 今月の始めには、古米がどかなくて新米を入荷出来ないなんて悲鳴を聞いたものである。 米は確実にある。
ちなみに、上記の理由で今買うなら古米のブレンドが断然お勧めである。 今、米卸業者は必死になって去年囲い込んだ極上米を、泣く泣く廉価ブレンド米として放出している。 ものによってはそこらの新米よりはるかにうまい。 ブレンド米買いはギャンブルっぽいが、当たれば嬉しい。 ちょっと試してみるのも良いかも知れない。 ちなみに、あくまで15年産の古米ブレンドに限った方がよいだろう。 去年の良い米が特別多く余っているのである。  その前の年なら、ただの古米だ。

*1:高温などによってうるち米が白っぽく変色してしまう事。

死んだ恋人はフローズン

ぐるなびを見ててちょっと気になった。

恵比寿駅東口徒歩2分。恵比寿で人気のレストランバーはカジュアルなタコスとフローズンマルガリータを!

メキシカンのレストラン以外では普通のシェイクだが、メキシカンとなるとフローズンが多い。
ちょっぴりうんちく:オリジナルのマルガリータはフローズンだったりする。 なのでフローズンマルガリータの方が『マルガリータ』になる。 このカクテルの作者は死んだ恋人を偲んでこのカクテルを創ったことは結構有名だが、その恋人はハンターに猟銃で誤って撃たれて亡くなったことはあまり知られていない。*1

*1:だったはず