見習いスタート

そう、今日から私もれっきとした米屋見習い。
右も左も解らない。 いや、そんなこと行く前から分かっていたので気にしていないが、やはり慣れない事なので自分の生産性の低さが気になる。 これも仕方ないと言えばそうかも知れないが、そして気にするつもりもないが、どうしても気にしてしまう。 これも性格か。
初日はほとんど精米した米の袋詰め作業だけ。 『米を袋に入れるのにどれだけかかるの?』と最初は思っていたが、中々時間がかかる。 要因は3つ:

  • 精米ストックが少ない。 精米後3日から8日には販売したいとなると、減った米の分だけ精米して袋詰めにする作業が必要になる。
  • 作業が大掛かり。 古いとはいえ、高さ3メートル幅10メートルの機械によるプロセスは3工程に別れ、少ない量でも固定作業時間がある程度かかる。
  • 自動秤の精度が低い。 5kgで用意しても、微妙に誤差が出るのでその誤差を手作業で調整する作業が入る。

となる。 
1つ目は、おそらく販売データ管理を行って、JIT式に精米のタイミングを計るようなシステムは時間をかければ出来そうな気もする。 こちらは現在長年の勘で行っている。 これに関しては、勘の方が正確かも知れない。 しかし、店舗向けやネット販売の精米作業も入る。 現在店頭精米に神経がどうしても行ってしまうので、精米と在庫管理全体の把握が難しいように思える。 売れ筋の動きを予測することは難しいかもしれないが、計画的に行えれば管理の精神的圧迫は軽減できるだろうし、こちらはすべきだろうと思う。
2つ目は、1つ目と矛盾するようだが、出来れば処理できる分量は一度に多ければ多いほど良い。 だからこそ、二重の意味で販売管理は重要だ。
3っつ目は、これは新規の設備投資しかない。 おそらく小売店としては大きな経費となるが、この手秤りの時間的コストは無視できないと思われる。
1つきになったのは、無線LANってあれば便利だなと実感した。 小売店の場合、使用する端末が可動式であれば都合が良いことは往々にしてある。 電気の端末は既にある。 通常移動の為に店内のLANケーブル設置を行える体力のある小売店は少ないだろうし、正直コストを考えると現実味は無い。 また、うちの店のように、オフィスは建物の裏手によういされている場合もよくある。 在庫管理を販売店舗内だけで行えるケースなど、小売ではあまり考えにくく、倉庫とオフィスが併設してある場合が多い。 この場合も可動式端末同様オフィスと店舗にLANケーブルを引くのはあまり有効とは言えないケースが多いだろう。 ましてうちの店の場合、オフィスが裏手にあるのでケーブルを引くとなるとすごい距離になってしまう。 無線LANなら届く。 無線LANこそ、小売店舗にとって大きなツールとなる可能性を秘めたものだ。 設置すれば、だが。
いずれにせよまだ一日目。 しばらく必死で米の勉強に励むことにする。 ちなみに出勤は日祭日以外の9時出社、月・木・土は7:30出社。 7:30は、正直小学校から数えても経験無い。 ぐうたら遅刻魔の私にはとてつもない課題だ。 ただこんなことができないということで自分のポイントを下げるのはやりたくないので必死にやらんと。