ウォルマートのチョンボ手

ウォルマートダイエー出資に再建機構無しでもOK。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040824AT2F2302R23082004.html
リーチ後に待ちを変えてきたが、おそらく状況は変わらないだろう。 確かにウォルマートは大規模小売店の再建では西友でも成果を上げているが、それを言えばイオングループの方が実績面では上。 世界規模でグループ年商30兆円(!)近いウォルマートであっても、日本での実績はまだまだ。 差別化を図るが、おそらく届かずだろう。 そもそも再建機構を活用する目的は、何も出資元債権放棄の割合比率に関する合意が得にくいからという理由だけではない。(これはおそらく正しく、同意は無理だろう。 主要三行だけが出資している訳でもない。) これで3度目なのである。 主要三行の言及する再建計画の透明性は重要だ。 数千億円単位の債権放棄を要求しているのである。 伊香保に行けば無尽蔵に湧いてくるものではない。 主要銀行だけでなく、社会全体に対して少なからず負担をかけるのである。 私は義務と思っている。 それに伴いダイエーの虎の子が切り出されたとしても、ライバル社に吸収されたとしても、同情の余地を見出すことはできない。
http://www.nytimes.com/2004/08/20/business/worldbusiness/20shop.html
見つけ損なっていたが、NYTにもウォルマートダイエーの記事があった。 どちらにとっても悪い話ではないが、現実味はさほどないという感触だ。 さもありなん。