15分

今日は、ワールドカップ2002ボランティア&スタッフの二周年のイベントに参加。
実は去年は欠席。 去年の忘年会も欠席。 4月にあったお花見も欠席。 ボラさんイベントにはしばらく参加していなかった。 しかし今は暇。 懐かしい面々に久しぶりに会えるのを非常に楽しみにランドマークへ向かう。
いやー久しぶりだったのもあったが、ほんとに楽しかった。 まぁ拙い内輪話で盛り上がっただけなのであまり書くことも無いが、私が結婚したことには結構驚いていた。 まぁ、そりゃそうか。 今度集まろうとか、今後の集まりの話も色々。 もちろん参加予定。
私にとってのワールドカップ2002は、サッカーの試合ではなかった。 実際2試合くらいしか見れていない。 ひょんなことから『ワールドカップで働いてみないか?』と言われ、スタッフになることになった。 かなり精神的に過酷な時期もあったし、勤務時間が400時間を越えることもあった。 色んな人に出会え、色んな人と一緒に働き、色んな人の働く姿勢に大きく影響された。 月並みな言い方だが、私にとってかけがえのない大きな経験となり、スタッフそしてボランティアのみんなには本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。 私にとってイベント事業はライフワークに成らないと決断したので残らなかったが、正直かなり迷いもした。 たぶん、おっさんになってもワールドカップの話はくどくどしているだろう。 今だってしているくらいなのだから。
1つ、別の意味で貴重な経験もさせてもらった。 現場ではスタッフ5,6人に、ボランティア40人くらい。 ボラさんは皆お揃いのユニフォームを着ており、スタッフはスーツにネクタイ、頭にはインカムという姿だった。 ちやほやされるのである。 別に私などはどこにでもいる20代後半の男だが、それでもボラさんの中にいれば目立つし、スポーツクラブのインストラクターのような好意的な態度で皆接してくれる。 勘違いする程若くもなかったが、それでもちやほやされるという経験をあまりしたことのない私(親戚のおばちゃん連中以外には)にとっては、それは気持ちの良い経験だった。 この経験から特に何も学んだつもりはないし、ボラさんとの禁断の甘い体験とかもなかったが、何と言うか今までに無い環境で活動するというのはやはり経験として大きい。 英語では、誰でも人生で15分は有名になるという意味から"15 minutes of fame"という言い回しがある。 私には、有名にはなっていないが、ちょっとずつ3ヶ月も味わえたのだから満足だ。
もう将来私にとってのワールドカップは無いであろう。 しかし、特になげくつもりもない。 そして、ボラさんやスタッフの集まりには、今後もなるべく参加していこうと思う。 あんまり懐かしがるのは好きではないが、たまには良い。 私にとってのワールドカップはもう無いかもしれないが、別な形でまた15分を勝ち取りたいとは思っている。 老後に自慢話をするにしても、100回するとして、話題が1つでは周りの人が同じ話を100回も聞かないといけない。 迷惑をかけるのだから、せめてもあと2,3話題は作らなければ。