やはりか…

年金改革についてのアンケート
http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0004597/
こいつらほんとに分かってるのかと思ってたら、やはり分かってないんだろう。 まぁいいが、まず統計学の基本というか、アンケートするならこれくらいはやっておくべきことがある。 特に国家の機関が行うならなおさらだ。

  • 母体の数の公表:経済産業省ならこのデータは取れるはずだ。 サンプル数だけ示しても、データとしては何の価値も無い。
  • サンプルの検出方法の公表:どのような基準で、母体からサンプルを抽出したのかの記述が無い。 これが無ければ、サンプルが母体の性質を反映しているかどうかを証明していない。
  • より多くのサンプル量:サンプルの量が母体に対して圧倒的に少ない。
  • あとこの統計に関して言えば、企業規模別に解析すべきだろう。 100億円企業と1000万円企業とでは、予算のレベレージがまるで違う。 なので同列に『どうするか?』と言われても意見の違いは企業規模の違いとなり得る。

こんなものを公表して、一体何をどうするつもりなのだろうか。 とりあえず年金改革の調整には、より科学的な検証方法が用いられていることを希望して止まない。