アメリカのイラク対策方針

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20031115AT2M1500F15112003.html
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20031115AT2M1401914112003.html
選挙が近づいてくると、ブッシュのメッキの剥がれ様もすごい。

選挙を考えると、「うーん、イラクは失敗でした。ごめんね。」とは口が裂けても言えない。 でもイラクに居続けると支持率も目減りしていく。 「イラクをいじめて次の選挙に勝とう」と結構壮大なプランで始めた割には、もうただの小手先外交問題に成り下がっているところを見ると、ブッシュ政権のリアリストは考えが古いんだろうと思う。 この戦いは、フセインを捕らえるか殺すかしない限り勝てない戦争というのは始める前から明白だったはず。 アメリカも、何ともお粗末な戦争をしたものだ。

それだけならいいが

米国の新方針は、憲法制定作業を後回しにし、まずは主権移譲のための体制づくりを進めることが最大の特徴。暫定政権の設置方法は(1)ミニ選挙を実施(2)暫定政権の構成員を任命する諮問委員会の設置(3)現在の統治評議会のメンバーを縮小して暫定政権とする

どう見ても「見殺し」としか見えない。 何とも失礼で迷惑な話だ。

アメリカ国民は、クリントンのスキャンダル政権が懐かしくて仕方ないのかも。 私はかなり懐かしく思う。